精力剤が効くのはなぜ?精力剤の効果が現れるメカニズムとは?

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2018.07.30

そもそも精力剤ってどういうもの?

精力剤の種類は大きく分けて3種類

一口に精力剤と言っても、その種類は1つではありません。強精剤、強壮剤、勃起薬の3種類に大きく分けられます。それぞれ効果が違うので、目的に合わせた精力剤を使用する事が非常に大切です。

簡単に説明すれば、医師が処方するもの、市販されていて医師が処方することもあれば、薬剤師がいれば販売できるホルモンに働きかけるもの、どこの薬局でも購入できるシンプルなサプリメントとしての精力剤の3つがあります。

男性ホルモンを活発にする強精剤

強精剤は、ホルモンバランスを整えて性欲向上や勃起力などに直接働きかける効果が期待できます。性欲低下や勃起不全などの症状の原因のひとつに、男性ホルモンの分泌低下が考えられます。

強精剤は男性ホルモンの分泌を促したり、男性ホルモンの生成に必要な成分の分泌を促す効果が期待できるのです。

強精剤は、体内の男性ホルモンに対して直接働きかけるため、ホルモンの病気の治療にも使用されます。ものによっては副作用が発生する場合もあるので注意が必要です。

そして、この強精剤は男性だけではなく女性にも効果が期待できます。女性の場合は、更年期に現れるさまざまな症状に効果が期待できるとされています。

ただし、妊娠中や子作りを考えている時に、間違ったものを飲むと妊娠が遠のいたり、子どもを流産しやすくなったりするため、いつでも好き勝手に飲んでしまっても良いわけではありません

全体的な活力アップを目指す強壮剤

強壮剤は健康食品に分類されます。性欲だけでなく活力アップにも効果が期待できます。強壮剤には、手軽に摂取しやすいドリンクタイプやサプリメントタイプ、漢方などがあります。

積極的に性行為をする気がなくなった…、性行為をする気はあってもすぐ疲れて続かない…、など、性的な面だけでなく、最近、疲れがとれにくい、ちょっとでかけただけですぐ疲れてしまう。などの場合にも効果が期待できます。継続して摂取する事で体質を改善する効果が期待できます。

ビタミンやミネラル、アミノ酸などが配合されているものが多く、副作用の心配もほとんどありません。

強壮剤は、天然成分が含まれていて、そのほとんどがアレルギーを起こさないものです。

医師処方の勃起薬のように体に負担をかけすぎるものではなく、基本的には誰でも飲めるという安心感・汎用性もあります。

男性器に直接働きかける勃起薬

勃起薬は、その名の通り男性器を強制的に勃起状態にする薬です。性的興奮や状況は関係ありません。勃起不全(ED)の治療薬としても使用され、そのほとんどが医薬品となっています。

そのため、医師の診断のもと処方箋を出してもらわないと通常は入手する事ができません。

強壮剤のように体質改善を図るものではなく、性行為の直前に服用し、服用後数時間の間だけ、一時的に男性器を勃起状態にさせる事ができます。

この勃起薬には、副作用があるものも一部ありますが、正しい用法容量をきちんと守れば心配ありません。

また、一部の勃起薬はオンライン経由で海外から個人輸入する事も可能ですが、その場合、なんらかの副作用が引き起こされても、全て自己責任となってしまうので、充分注意が必要です。

海外からジェネリックや類似品を購入しても、偽物だったり、劣化していて効果がゼロだったりする可能性があるため、できれば国内のものを利用しましょう。

また、薬の濃度が高すぎて、副作用を引き起こす可能性もありますので、慎重に摂取しないと場合によっては命の危険があります。

精力剤の効果があらわれるためのメカニズムとは?

メカニズムを理解して最適な精力剤を使おう

定期的に服用し、身体の調子を整えつつ精力アップを図りたいのか、性交渉を確実に行なうためにすぐに効果が欲しいのか、など、目的によって使用すべき精力剤は変わってきます。

そのためにも、それぞれの精力剤の効果があらわれるメカニズムを知る事が大切です。

精力剤を使用する場合の目的が性欲向上、または、性行為である場合、どの精力剤も効果が重複する部分が大きいため、配合されている成分も重複している場合が多くあります。

しかし、医薬品である場合は、医師の処方箋がないと入手困難な場合も多いので、今すぐ使いたい…、処方箋を貰いにいくのは面倒…、などの場合は、医薬品以外の精力剤を使用してみるのが良いでしょう。

一度処方箋をもらえれば再度処方箋をもらうのは簡単で、最近はインターネット経由の処方箋も利用できて、そこまで手間はありません。

強精剤の効果があらわれるメカニズム

年齢を重ねていくと、それまで活発に分泌されていた男性ホルモンのテストステロンが少しずつ減少していきます。男性ホルモンの低下は、集中力や活力、性欲の低下にも繋がります。これは、男性の更年期障害でもあります。

この男性ホルモンの分泌量減少に伴う身体や心の変化を食い止め、再び活力に溢れた日々と性欲を取り戻すには、外部から男性ホルモンと似た働きをするホルモン剤を摂取する必要があります。それがメチルテストステロンなどが配合されたホルモン剤です。

体内で分泌されている男性ホルモンの分泌量は人によってさまざまです。そのため、ホルモン剤が配合された強精剤は、医薬品であり、むやみに使えません。

それぞれの身体に適した使い方をしないと副作用を引き起こす場合があるので注意が必要です。

男性ホルモンを分泌させるのに最も効果的なのは、何が何でも、堕落や怠けにも負けずに筋トレをすることです。

男性ホルモンには筋肉の増強をする作用もあるため、筋トレをして、筋肉を働かせる必要がある状態にしてやれば、脳や精神の怠けを無視して、強制的に男性ホルモンを増やせます。

そうすれば間接的に勃起力向上や性欲アップにもつながり、健康面でもプラスに働くことが多くなります。デメリットは一切ない、お金もかからない男性ホルモンの増やし方は筋トレです。

強壮剤の効果があらわれるメカニズム

強壮剤は、疲れた身体を奮い立たせる栄養ドリンクやサプリメントのようなものになります。

身体に必要なさまざまな栄養素の中には、体内でその栄養素が足りなくなってくると疲れやすくなったり、休んでも疲れがなかなかとれなくなってきたります。

そのような不足している栄養素をドリンクやサプリメントなど摂取しやすい形で補い、活力を再び取り戻すのが強壮剤です。

そのため、即効性は期待できず、服用してもその効果が現れるまでに時間がかかります。定期的に服用する事で体質改善をはかり、長期的に活力と精力に溢れた身体を取り戻すことが目的となります。

また、性欲向上を主な目的としている強壮剤の場合、タウリンや亜鉛、マカ、などの成分が多く配合されています。

これらの成分は体が本来持つ機能を正常に働かせるためのものでもあり、性欲向上、精力増強だけでなく、さまざまな体の不調をなくす作用も期待できます。

勃起薬の効果があらわれるメカニズム

服用すると強制的に男性器を勃起させる勃起薬に含まれている成分には、シルデナフィルやバルデナフィルなどの成分が配合されています。

これらの成分は、勃起を妨げてしまう物質PDE5の働きを阻害して、正常に勃起させる効果が期待できます。

勃起を妨げる酵素はペニスが永遠に勃起し続けてしまうのを防ぐためにないと困るもので、悪質なものではないです。

しかし、ED気味の方は勃起してもこのPDE-5という酵素の影響で勃起が早くおさまってしまうため、十分にセックスできません。

勃起薬はそうしたメカニズムに働きかけて、性的刺激を受けて勃起するように作られています。

精力剤に含まれている主な成分と期待できる効果とは?

目的に合わせた効果が期待できる成分をチェックしよう

精力剤は、強精剤や強壮剤、勃起薬と種類は分けられるものの、配合されている成分には重複しているものも多くあります。

疲労回復や精力増進の効果が期待できるものばかりですが、どの成分にどのような効果が期待できるか知っておくと、購入時により目的に沿った精力剤を選ぶ事ができます。

男性ホルモンに近い「メチルテストステロン」

男性ホルモンのテストステロンと近い働きをするメチルテストステロンは、活力精力アップの効果が期待できますが、この成分は、医薬品にしか配合されていません。

また、男性ホルモンは多ければ多い程良い。というものでもありません。

体内のテストステロンの量が多すぎると動脈硬化や前立腺肥大などに繋がってしまう可能性があります。そのため、テストステロンの分泌量が低下していない場合の服用はおすすめできないので注意しましょう。

肉体疲労にも効果が期待できる「タウリン」

タウリンはアミノ酸の1種であり、医薬品の栄養ドリンクに多く含まれている成分です。肉体疲労や滋養強壮などに効果が期待できます。

植物由来の「マカ」

南米ペルーが原産の植物であるマカはアミノ酸やミネラル、オレイン酸など、栄養価の高い植物です。疲労回復のほか、性欲増進、ED改善などに効果が期待できるとされています。

身体に必要な栄養素「亜鉛」

亜鉛は体内でのタンパク質合成やホルモン分泌などにも関わっている大切な成分です。体内の亜鉛が不足してしまうと、皮膚トラブルや味覚異常、貧血などのほか、男性機能不全なども引き起こしてしまう可能性があります。

また、性欲や精子の形成にも亜鉛は欠かせません。亜鉛不足は性欲減退や精子の形成にも影響が出てしまうので注意が必要です。

精力剤の効果があらわれるまでの期間とは?

効果が現れる時間と持続期間はさまざま

精力剤は、その目的の違いから、効果が現れるまでの期間や現れた効果が持続できる期間はさまざまです。

そのため、その精力剤を服用する事で最終的にどうなりたいのかを、明確にした上で目的に沿った精力剤を服用する事が大切です。

男性ホルモンを活発にする強精剤

体内で足りなくなった男性ホルモンを外部から補う強精剤は、服用してから効果が現れるまで、およそ30分から1時間程度だといわれています。

また、その効果は2、3日続くとされていますが、用法容量を正しく用いないと副作用が現れる可能性もあるので、注意が必要です。

体質改善をはかる強壮剤

精力増進を図るとともに体質改善の効果も期待できる強壮剤の場合、服用し始めてから効果が現れるまでに数日から3ヶ月程度はかかるとされています。

定期的に服用する事で効果が少しずつ現れて来るので、すぐに効果が欲しい場合にはおすすめできませんが、体質そのものを改善したい場合にはおすすめです。

すぐに結果がでる勃起薬

男性器に直接働きかける勃起薬はその種類によって効果が現れるまでの時間や効果が続く時間に差がありますが、服用後早いものだと15分から30分程度で効果が現れ始めます。

そして、効果の持続は5〜6時間程度から24〜36時間程度と幅があります。効果の現れ方も刺激に敏感になったり、いつもより硬くなったりする場合などもあります。

そのため、勃起薬を使う場合は、それぞれの薬の効果や持続時間などを事前にきちんとチェックする事が大切です。

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